1在宅勤務体制継続への不安
1. 不安の正体は“業務品質・生産性”
「うちの会社(部署)は、そもそも在宅勤務は不可能」、「在宅勤務としたがこのまま続けてよいのか不安だ」……といった声を耳にします。
オフィスワークにおいて、この在宅勤務体制に対する“不安”とは一体何なのでしょう?
アメリスは、業務プロセス整備の専門家として、この漠然とした”不安”の正体は、ほとんどが「業務品質・生産性」であると捉えています。
冒頭の意見の多くは、社員・役員の自分の仕事への責任感・正義感からくるものであり、以下のように言い表すことができます。
“業務品質・生産性”が落ちることを許容できないので(不安なので)、
在宅勤務はできない。
在宅勤務で“業務品質・生産性”が落ちているのを我慢している
(無理している、不安に感じている)
この“不安”の要素である“業務品質・生産性”を、在宅勤務でもオフィスと変わらぬ水準を維持してはじめて、社員にオフィスで働くのと変わらぬ気持ちで働いてもらうことができます。
2. 在宅勤務で影響を受ける業務品質・生産性とは
「在宅勤務にすると業務品質・生産性が落ちる」というのはどういったものでしょう?例えば以下のようなことが挙げられます。
No. | 不安(例) | 想定業務 | 要因(例) |
---|---|---|---|
1 | Web会議では、機微に触れるやり取り・判断は難しいのではないか | 想定業務: 全般 |
要因(例):
|
2 | 業務ミスが増えるのではないか | 想定業務: 事務全般 |
要因(例):
|
3 | 事務作業に時間がかかるのではないか | 想定業務: 事務全般 |
要因(例):
|
4 | “やることがない”、“サボる”社員が出てくるのではないか | 想定業務: 全般 |
要因(例):
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5 | プレゼンテーション資料などの出来が悪くなるのではないか(手戻りや妥協が増えるのではないか?) | 想定業務: 営業 |
要因(例):
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次回のコラムでは、上表の各要因に対する“対応策”をご紹介していきます。