根本療法で組織を変える―
アメリスの全体最適アプローチ
顧問
小川 雅
根本療法で組織を変える―
アメリスの全体最適アプローチ
顧問
小川 雅
アメリスを一言で表すと“組織の全体最適を行う根本療法に長けたプロ集団”です。アメリスの価値は、組織の一部を良くするだけではなく、中長期的な展望に立ち“根本的に組織を強くする”ことにあります。それゆえに、単にシステムを売るのではなく、「いかにそれが機能するか」という点を見据え、顧客に伴走するのです。
多くの企業では、属人化や非効率な業務に課題を抱え、「面倒な業務改革はすべて外部に委託したい」と考える場合があります。しかし、私はコンサルティング会社が改革を引き受けすぎても、逆に引き受けなさすぎても顧客のためにならないのではないかと思うのです。根本療法という観点で業務改革を行う企業が多くない中、アメリスは教育という視点にも立ち、顧客を支援しています。
対症療法的な知識の提供にとどまらず、実践力や行動力を伴わせ、仕組みが機能することを目指している点が他のコンサルティング会社との違いだと感じています。
私は機械工学の分野で研究を行う傍ら、西田哲学をベースに工学における創造性や倫理教育、個性を育む教育活動に取り組んできました。
アメリスに関わる前に代表取締役の橘高と対談する機会があり、その際に橘高が個々のミクロな問題をマクロな観点で捉えているという印象を受けました。この考え方が、「あいだ」を生きる人間の構造を明らかにした西田哲学に通じており、私自身が大切にしている考えとアメリスの理念が近いと感じたのです。
知識だけでなく、お互いの絆やチームワークといった「あいだ」を養うことが、結果的にその人にも組織にも良い影響をもたらすと考えています。アメリスは西田哲学と同じように、目に見えないことを大事にしている組織だと感じています。
日本は天然資源が少ない国です。それは資源が豊富な国に比べ、危機的状況とも言えます。しかし、だからこそ創意工夫によって人間が持つ能力を最大限に引き出すことができるのではないでしょうか。
それは組織運営にも当てはまります。外部に答えを求めるのではなく、自身や組織の魅力に気づき、それを高めることが求められます。このような環境でアメリスの「組織の力を最大限に発揮する」という取り組みは、日本社会の求める改革そのものです。それは自己自身の習慣を見直すきっかけにもなります。今後もアメリスの取り組みが、社会の仕事を楽しくすることを願っています。