業務改革を通じて成長できる、
「プラチナ企業」アメリス
顧問
山廣 隆文
業務改革を通じて成長できる、
「プラチナ企業」アメリス
顧問
山廣 隆文
私は1982年に住友銀行(現三井住友銀行)に入行し、総務部、事務統括部等の本部勤務、法人営業担当の常務執行役員を経て、同行の事務系子会社の社長に就任しました。そしてその9か月後には他の事務系子会社3社との合併により、三井住友銀行の預金・為替・融資等の事務のほぼ全てを担う会社の社長に就任しました。そこで数多くの合理化施策を実施しましたが、その時の経験が今のアメリスでの仕事に活きていると思います。事務を効率化するために手順やチェック方法を変更する訳ですが、従来のやり方に慣れている人たちからは「以前の方が良かった」などと不満の声が必ず上がります。たしかに今までのやり方を変えるのは現場にとって大きな負担になりますが、最後までブレずにやり抜く覚悟がリーダーには必要です。業務改革を進める上で最も重要なのは、目標あるいは課題に関し、現場の意見を聞き議論を尽くした上で決定した施策を何としても実現するという、リーダーの強い意志です。やり遂げる気概のない所に、業務改革の成功はありません。アメリスの役割は、そういう気概を持ったリーダーを育て、サポートすることです。
アメリスは現在20人弱の小規模な会社ですが、毎週全社員が研修を受けています。大企業であれば階層別研修があり、新任の課長や新入社員が都度研修を受けたりしますが、アメリスでは全員に分け隔てなく教育の機会があるのが大きな特徴です。ここまで社員教育に熱心な会社は私にとっては初めてで、非常に驚きました。背景には「売上だけでなく、一人ひとりが成長して欲しい」という橘高社長の強い思いがあるのだと思います。
世間では過労死レベルのブラック企業や、働きやすいのはいいけれど働きがいを感じられないホワイト企業が度々話題になりますが、企業が目指すべきは、働きやすくしかも働きがいのある「プラチナ企業」だと思います。では「働きがい」を感じるのはどんな時か?
人により様々だとは思いますが、「達成感」「成長実感」「社会貢献実感」「社内からの承認」「社外からの承認」という5点に集約されるのではないでしょうか。橘高社長の日々の言動からは、アメリスが「プラチナ企業」を目指していると感じます。
私は現在65歳で、元気に色々なことがやれるのはあと10年位かなと漠然と考えていますが、その間にアメリスが一人ひとりの社員にとって働きがいを実感できる会社になるよう、顧問の立場からアドバイスをしていきたいと考えています。
昨年アメリスは創業10周年を迎え学士会館で記念パーティーを開催しました。10年後に創業20周年のパーティーに出席して、アメリスがどう成長し、どのような社員が育っているのか、この眼で見るのが今から楽しみです。