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INTERVIEW 前向きな心で、
意志を持って生きたい
シニアコンサルタント
美馬 拓人

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メガバンクでのキャリア

「金融の力で企業を支援し、世の中に貢献する」。

昭和から続くメーカーの経営者である父の背中を見て育った私は、いつしか芽生えたそんな想いから、メガバンクに入行しました。

初配属は本部の財務部。ここで銀行のビジネスモデルとお金の流れの全貌を俯瞰することができたことは、間違いなく銀行でのキャリアを築くうえでアドバンテージとなったと思います。

初めての挫折

続いて大阪の阿波座で法人営業を経験。そして次の法人営業統括部への異動で、初めての挫折という転機と向き合うことになります。そこは全支店を統括し、舵取りする営業本部の中枢。百戦錬磨の営業エリートが集まる部署に若手で配属され、やる気に満ち溢れたのも束の間、多くの支店を引っ張れるほどの説得力も、営業のスターであった先輩たちのような確固たる軸も持ち合わせていない私。親から事あるごとに言われてきた「謙虚に、前向きに」という気持ちで開き直ってやり切るしか選択肢がありませんでした。ただ、そんな悪戦苦闘の時期に、心の拠り所にした「前向きさ」こそが、後に人生の目的に繋がっていくのですからわからないものです。

自分の価値観をアップデート

2010年代半ば、銀行業にもデジタル化の波が押し寄せました。リモート取引が増加したことで、店舗の在り方が問い直されるタイミングで、店舗改革プロジェクトの初期メンバーにアサインされます。これが2つ目の転機で、上司と2人で立ち上げ、最終的には100人規模・足かけ5年で完遂に至った、社史に残るほどの大規模業務改革に携わることができたのです。

前途多難で苦労の連続にも関わらず、不思議と楽しさに満ちあふれていた日々でした。当時その充実感は、「業務改革」や「DX」といった、世の中でホットなテーマの最前線に立てている自負に起因するものだと思っていました。ところが、しばらく後に「多くの社員が同じ目的・志で、1つの未来へ進んでいく」という「前向きな組織作り」こそが、自分にとっての喜びの源泉だと気付くことになるのです。

「君は何をする人なの?」

店舗改革プロジェクトのあと、2020年、上場企業を担当する花形部署の本店営業部に着任。100億円規模の仕事を担うダイナミクスに身を投じ、気持ちも高揚しました。はたから見れば、順風満帆な銀行員人生。そんな私が、なぜベンチャーのアメリスへ転職したのか、不思議に思う方も多いかもしれません。

自分を見つめ直すことになったきっかけは、ある研修でした。講師をされたエンジェル投資家の瀧本哲史氏(2019年逝去)の面前で「君は何をする人なの?」と不意に問われ、言葉に詰まってしまったのです。

新たな使命

恥ずかしさとショックがないまぜとなって、しばらくモヤモヤと自問自答し続けていましたが、答えは見つかりません。いてもたってもいられなくなって会社とは別に参加した、「大きく学び自由に生きる」をテーマにした「自由大学」。そこには、これまでの社会人生活では接する機会のなかった起業家やクリエイターがたくさんいらっしゃいました。「自分の興味、価値観、目的に関するすべてのものを一生懸命感じ取ろう」と素直に思い、積極的に交流・意見交換をするうち、気付きがありました。自身の強みは挫折時に拠り所にした「前向きさ」であり、店舗改革プロジェクトが楽しかったのは、「人が前向きになっていく姿をみることができたから」だと。

こうして、「金融の力で企業を支援し、世の中に貢献する」というこれまでの価値観をアップデートし、「前向きな人を増やしたい」という新たな使命に向き合う勇気を得たのです。

人が前進するきっかけの灯をともす

アメリスのことは、自由大学で教授をされたソウ・エクスペリエンス株式会社の西村琢社長から紹介していただき知りました。惹きつけられたのは、そのビジョン「見える化で仕事を楽しくする!」でした。「見える化」に目が行きがちですが、私は「楽しくする」に強く共感を抱きました。自分自身の北極星である「前向きさ」と一致したからです。そのビジョンは、経営層3人との面談でも熱く伝わってきました。アメリスが提供するコンサルティングもデジタルプロダクトも1つの手段であって、存在目的が揺るがないものであれば、アメリスは、私の内側から溢れ出るエネルギーを表現する場となってくれると、確信したのです。

社員の顔つきが変わる

現在、私はアメリスで金融グループのお客様を担当し、業務改革・組織改革プロジェクトをリーダーとして率いています。変革は、当事者・組織が自ら変わることでしか成し遂げられないと考えます。私は、アメリスの体系化したノウハウを学びながら、複雑な業務の全体プロセスを「見える化」することを通し、当事者・組織が変わるための戦略支援から、業務のドキュメントであるSOP(標準作業手順書)・マニュアル作成支援まで行い、変革を後押しする役目です。

その過程で私自身、目の当たりにして驚いたことがあります。それは、アメリスが業務改革に携わった部門・部署の皆様の顔つきが変わること。業務全体の「見える化」の大きな効果として、従業員一人ひとりが自分の仕事の意味・価値を知ることができるからなんですね。組織全体の中で、業務全体の中で、自分は何のために何をしているのか、それらを知る手段や教わる機会は実は少ないのかもしれません。アメリスは、人が前進するためのきっかけの灯をともしていると実感しました。

思えば、銀行の店舗改革プロジェクトでも「美馬さんのおかげで無駄な作業が減ったのはもちろんだけど、何のために自分の仕事があるのか改めて理解できた」という言葉を多数かけてもらいました。それだけ「見える化」は人の心に訴えかけるもの、「プロセスに光を当てる」意義を再認識した次第です。

仲間への思い・これからの歩み

アメリスには、同じ思いを持った仲間と互いを尊重しながら、自分の価値観を思いっ切り表現できる場があります。自分の価値観に沿った行動を受け入れてくれる仲間にいつも感謝しています。アメリスでの私は、「仕事をもっと楽しくできる」「みんなをもっと前向きにできる」可能性に満ちています。仲間とともに、次の柱となるサービスを企画・開発したり、社内のカルチャーづくりにも関わったりして、アメリスという船をもっともっと大きくしていきたいと考えています。

ここまで赤裸々に挫折を含めて自己発見を語ってきましたが、このインタビューが、新しい仲間となるかもしれないあなたを「前向きに」し、新しい挑戦へと背中を押せるものになれば幸いです。

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